スポーツ中の足の痛み…【シンスプリント】ではありませんか?/ 青森市さいとう整骨院
スポーツの最中にすねの内側に痛みが出ることはありませんか?
シンスプリントという「脛骨過労性骨膜炎」かもしれません。
シンスプリントは、激しい運動をしている人がなりやすく、また、シーズン始めや初心者に起こりやすいスポーツ障害です。
すねの骨を脛骨といい、その脛骨を半分にした時の下の方で、またその内側に痛みや腫れを伴う骨膜の炎症です。
痛みや腫れを放置したまま運動を続けると、重症化して「疲労骨折」し、しばらく運動が禁止になる可能性もあります。
シンスプリントの症状
初期は運動の始めに痛み出し、運動をしていくうちに軽快しますが、症状が酷くなると運動の後半や安静時にも痛みが出始めるようになります。
また、多くの場合は患部を指で押すと痛みが出たり、腫れや熱感も伴うこともあります。
もっと酷くなると、安静にしていても痛みを感じ、歩くのもつらくなることがあります。
スポーツだけでなく日常生活に支障をきたさないためにも、症状が軽いうちに適切な処置を受けましょう。
シンスプリントが起こりやすい人
・長く走る、ジャンプが多いスポーツを行っている
・中高生、特に新人の選手…中高生になると練習がハードになってくるため
・急に激しい運動を再開した
・足のアライメント(関節や骨の並び)に異常がある人…偏平足や回内足(かかとが内側に傾く)
・体重が増えたりBMIが上昇した人
シンスプリントの原因
シンスプリントは、ダッシュや急ブレーキなどの繰り返す負担により、すねの内側や後ろ側の筋肉、それを包んでいる筋膜が繰り返し引っ張られることで骨膜に過剰なストレスがかかり発症します。つまりオーバーユース(使い過ぎ)です。
また、足の疲労による衝撃を和らげてくれる機能の低下や、固いグラウンド・路面を走ったり、クッション性の悪いシューズを使ったりすることにもよる運動環境の悪さも引き起こす原因となります。

下腿部を後ろ(ふくらはぎ)から見た状態です。
①が後脛骨筋といい、骨と骨の間から下の赤丸の足の骨にかけて筋肉が付いています。シンスプリントでは特にピンクで囲まれている部分に痛みが出ることが多いです。
シンスプリントの治療方法
シンスプリントは過労性の障害なので基本的には患部を休めることです。
○保存療法
・症状悪化・慢性化を防ぐため運動量を減らす(痛みが強い場合は走らない)
・運動前後のアイシング
・ストレッチや足関節や足の裏の筋トレ
・タオルギャザーやチューブトレーニング
・クッション性のあるシューズやインソールの使用(土踏まずがつくられることで衝撃が吸収される)
〇物理療法
・超音波治療
などがあります。
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シンスプリントは運動を休止してから競技の復帰までのケア、リハビリも重要です。
スポーツの復帰の目安としては、初期の痛みであれば発症してから2週間、重症であれば数ヵ月はかかります。
さいとう整骨院では、低周波や超音波を使用した物理治療や、マッサージ、足底の縦アーチの低下を改善するインソールの提供や運動療法を行っております。
ケアやリハビリの重要性を今一度見直して、シンスプリントの再発を防いでいきましょう。