アトピー性皮膚炎と鍼灸治療

暑かった夏も終わり、季節は秋に変わろうとしています。
この季節の変わり目は自律神経の乱れが出やすく、いろいろな身体の症状が出る時期でもあります。夏から秋にかけては風邪を引いたり、頭痛が出たりと様々あるかと思います。また、乾燥していく時期でもあり、お肌の調子が悪くなる人もいるかもしれません。
今回は、この時期調子が悪くなるお肌の病気、アトピーについてです。

アトピー性皮膚炎とは

かゆみ、湿疹を主症状とし、皮膚の炎症を伴う病気

かゆみのある湿疹を主な病変とし、良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の病気です。 また、アトピーの語源はギリシャ語の[atopos]に由来し、「奇妙な、よくわからない~」という意味があります。

もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。
「湿疹」と「かゆみ」の他、再発を繰り返し、なかなか治らないこと(慢性)が特徴です。一般的に、6カ月以上(乳幼児では2カ月以上)続くと慢性と判断します。また、アトピー素因を持つことも特徴といえます。

【湿疹の特徴】
・赤みがある ・かさぶたのようになる ・ 乾燥してふけのように皮膚がはがれる
・じゅくじゅくして引っかくと液体が出てくる
・長引くとごわごわ硬くなって盛り上がる
・左右対称にできることが多い
・おでこ、目の周り、口の周り、耳の周り、首、脇、手足の関節の内側などに出やすい

アトピー性皮膚炎の原因

皮膚の炎症は、本来は体の外から侵入してきた敵と戦って退治する免疫反応によって起こるもので、細菌やウイルスなどから身を守るために必須のものです。しかし、アトピー性皮膚炎ではこの免疫が過剰に反応し、本来退治する必要のないものに対しても不必要に炎症が起きてしまうことが病気の根本にあります。

【アレルギーを起こしやすい体質の人
①本人または家族がアレルギー性の病気(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそく、結膜炎など)を持っていること
② アレルギーと深い関係がある免疫物質「IgE抗体」を作りやすい体質を持っていること、この2つに当てはまる方をアトピー素因と呼びます。

【アレルギーを起こしやすい年齢】
発症は1~4才の学童期前の幼児と、15~30前半の思春期から成人後10年ほどあたりに集中しているようです。その時期が、ちょうど生活や精神面で不安定な時期なことからも、アトピーが自律神経と大きく関係する症状であることがわかります。

原因が一つとは限らない

また、体質的な要因以外にも、アレルギー症状を起こす物質(アレルゲン)や皮膚への外部刺激など「環境的な要因」があります。 例えば、食べ物だったり、汗によるものだったり、ストレスによるものだったりします。

そして、体質的な要因と環境的な要因が重なったときに、皮膚炎の症状があらわれると考えられます。
これはアトピー性皮膚炎が、一つだけでなくいくつもの要因が重なって影響する「多因子性」の病気であるためです。

体質によるもの・アトピー素因
・皮膚のバリア機能低下
環境によるもの・アレルゲン(アレルギー症状の原因となる物質)
食物、ダニ、ほこり、カビ、花粉、動物の毛など

・アレルゲン以外の刺激
汗、衣類による摩擦、乾燥、ひっかき傷、洗剤・化粧品などの化学物質など

・その他
寝不足、過労、ストレスなど

東洋医学的アプローチ

鍼灸は、自律神経のバランスを整えることや、白血球内に含まれる免疫のガンマグロブリン(IgM、IgA、IgEなど)の値を正常に戻すことを得意としています。
長期にわたってステロイドを使い続けている方は、副交感神経の過剰亢進という体質と、顆粒球数の増加という交感神経の過剰亢進を合わせ持つ複雑な身体になってしまっています。本来、人間が生まれながら持つ生体の恒常性(内部環境を一定に保つ)を取り戻すのに、それなりの治療期間が必要になってしまいます。

東洋医学ではアトピーによる皮膚症状は、身体を流れるエネルギーが何らかの原因によって身体によくないもの(風邪・湿邪・熱邪)に変わることによって、引き起こされると考えます。
なかでも、臓腑の「肺」と「脾」に邪が入り込むことにより、皮膚に潤いを与えている水分(津液〔しんえき〕)がうまく行き渡らなくなって自然な潤いを失い、湿疹やかゆみ、乾燥、ジュクジュクが起こると考えます。

即効性はありませんが、皮脂が分泌され、皮膚がしっとりしてくるようになれば、どんどん改善されていく傾向にあります。
また、同時に喘息、鼻炎、目のかゆみ、花粉症など他のアレルギーを持っている方も治療することによって、アレルギー症状の緩和を体感されるかと思われます。

さいとう接骨院では、患者さん一人一人の身体の状態を診て、身体のバランスを整えていきます。 全身の調整を行ったうえで局所的な治療も行えることが鍼灸治療の特徴であり強みです。
まだ鍼灸治療を体験されたことのない方には、ぜひお試しいただきたい治療法です。

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青森市 さいとう接骨院
電話番号 017-763-0357
所在地 青森市松森1-5-2

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