【オスグット・成長痛】の 原因や治療法をさいとう接骨院が解説します!!
オスグット病の物理療法による効果は?
こんにちは!!
前回に引き続きオスグット病の物理療法について解説していきます。
その3 超音波治療器による効果
超音波とは、人間の耳では聞くことができない高い振動数をもつ弾性振動波のことです。 超音波療法の作用は、温熱的効果と非熱効果(機械的効果)の2つに分けられます。 温熱効果としては、 筋肉の緊張を緩和させ 血流の改善を行うことにより循環不全による痛みも緩和します。
それから組織の伸展性が上がります。つまり膝蓋靱帯を緩めることで脛骨粗面へのストレスを軽減でき、 骨格筋の収縮機能を改善するなどか挙げられます。
機械的効果
細胞間隙の組織液の運動を活発にすることにより浮腫を軽減させる効果や 微細振動によって細胞膜の透過性あるいは活性度を改善させ、炎症の治癒を高めるという効果があります。
周波数の設定
深部治療・・・1MHz(1秒間に100万回のミクロマッサージ効果)例:骨など 浅部治療・・・3MHz(1秒間に300万回のミクロマッサージ効果)例:筋肉など *ミクロマッサージ効果:非常に細かい振動
出力の設定
温熱→炎症や脹れがない慢性期に用いる。 *音波痛が出た場合は、出力を下げる。
効果→腱、靭帯、筋膜、筋、関節包などに温熱効果が得られる。 ・循環の促進、痛みの軽減などがあります。
非温熱→炎症や脹れがまだある急性期に用いる。
効果→骨折、骨端症(オスグット病など)の癒合期間の短縮や骨棘の吸収。
導子(音波が出る先端部分)の動かし方
超音波を筋肉や腱、関節などに使用することが多いですが、それぞれ、導子の動かし方が異なります。
筋肉➡筋の走行に対して直角に動かします。
腱➡腱の走行に対して平行に動かします。
関節➡超音波照射後、脱力した状態で自分の力でなく自分の手や人に関節を動かしてもらい関節可動域訓練を行う。
骨折や肉離れ、関節を大きく動かせないなどの方がいらっしゃいましたら、ぜひ超音波治療を体験してみてください。
次回はオスグット病の物理療法第三弾!!
ハイボルテージ治療について解説します。 最期まで閲覧ありがとうございました。